症状別にお伝えしているコラム。
今回は肩こりに関連した「首のこり・痛み」についてお伝えします。
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首のこりも非常に増えている
肩こりのコラムでも触れていますが、近年パソコンやスマホを利用する機会がお仕事に限らず、プライベートな時間でも格段に増えてきました。
それとともに、肩こりや首のこり、酷い時には寝違えのようになり首が動かない!という場合も多くみられるようになりました。
当院をご利用される方の中でも、肩こりと一緒に首のこりや痛みを感じてらっしゃる方は非常に多くいらっしゃいます。
首のこりと関係が深い眼精疲労
首のこりを訴える方の多くは、同時に目の疲れ・眼精疲労や目のかすみなどを訴える方も非常に多いです。コレにはスマホやパソコンの長時間にわたる使用と無関係ではないと思っています。
スマホやパソコンをしている間は後頭部と首の境目にある筋肉達が常に働いています。
これらの筋肉は「後頭下筋群」といわれる筋肉の集まりなのですが、スマホやパソコンをするときには画面を見る眼と、頭と首の骨を連結するこれらの筋肉との間で反射的に調整を行なっています(この働きは視運動性反射と前庭動眼反射といいます。)
わかりやすくいうと画面の中を見るときに行う目の動きに合わせて、頭の位置が動かないように微妙な調整を後頭下筋群でおこなっていたりします。ということは、パソコンやスマホをおこなっている間はその後頭下筋群は働きっぱなしになっている可能性が高いのです。
特にこれらの筋肉は小さく力も弱いと推測されますので、長時間負担がかかり続ければ疲労困憊しガチガチに凝り固まってしまうということがあります。
さらにこの筋肉達が悪影響を及ぼすのは付着している後頭部にも及びます。
筋肉の緊張により後頭部が硬くなってしまうと視神経の情報処理が最終的になされる脳の後頭葉への影響があり、これが眼精疲労にもつながる可能性があるのです。
首の骨と周辺の筋肉だけで◯kgの頭を支えている
下のレントゲン写真をご覧ください。
肩こりのコラムでも書いたように、成人の頭の重さは個人差はあると思いますが5〜6kgほどあると言われています。そのボーリングの玉ほどある重さの頭部を首の骨と周辺の筋肉で支えないといけないのです。
上の例でも挙げたように、現在の社会ではパソコンやスマホが必須の時代になりました。
パソコンやスマホをするときの姿勢(首をもたげる、猫背になるなど)は、明らかにこれらの筋肉や周辺の関節部への負担がかかります。働きすぎは…言うまでもありませんよね。
以前、私がお世話になった勉強会で知り合った兵庫県の先生がこの状態をわかりやすく説明してくれてて、なるほどなと思わされました。
その先生曰く「リンゴに串をさして真下からリンゴを支えて持っているときにはさほど力は必要ないけど、串を少し傾けてりんごを持つと途端にリンゴの重みを感じるようになる。頭をもたげてそれを支える首の筋肉も同じことを感じてるやろな」と。
なるほど説得力があります。
原因はそれだけとは限らない
上の項目でご紹介したことが「首のこり」を引き起こす全ての原因ではありません。
そのほかにもたくさんの原因や要素は考えられます。首のこりを引き起こす主な要因として考えられるのは
- 眼精疲労
- 不良姿勢などによる首周辺の筋肉の酷使
- ストレートネック
- 頚椎ヘルニア
- 過去の交通事故による鞭打ち症状の後遺症
- 寝違え
- 頭蓋骨の歪み
- その他
ザッとあげただけでも、これだけの要因が考えられます。
首のこりと整体
他の症状を訴えられて施術を受けていただくときも同じなのですが、まずはその日のお身体の状態について詳細なカウンセリングと、関節などの動きのチェックを行なっていきます。
病歴や既往症、過去の怪我や交通事故などの経験によっては、それが全身に及ぶ事もあります。とにかく当院が大事にしているのは、身体に現れているその症状がなぜ起きなければならなかったのかを知る事です。
例えば、その「首こり」はあくまでも結果であって、原因はそのほかにあることが私の経験上でも圧倒的に多いからです。
その上で、的確なアプローチをおこなっていきます。
残念ながら・・・
肩こりのコラムでもお伝えしましたが、当整骨院での「首こり」の施術においては健康保険適応での施術はおこないません。
原因が明らかな「鞭打ちや寝違え」などの症状ではその限りではありませんが、多くの「首こり」では法律上でも健康保険の適応は認められておりません。
「首のこり」をなんとかしたい!という方には、整体コースでの施術をお勧めしています。しかしながら、整体コースは残念ながら健康保険適応外(自費施術)となりますのでご了承ください。
とはいえ、「首のこり」も整体によりアプローチすることでなんらかの変化が出るということは今までの私の経験上立証済みです。長年お困りの方はぜひご相談していただければ、お役に立てる事があると思います。
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