お知らせ

秋を満喫してますか?

秋といえば。。。

芸術の秋。

スポーツの秋。

食欲の秋。

なんてことが言われますけど

今年に限って言えばわたし的には「芸術の秋」の気分が強くなっています。

 

と言いますのも、今月に入ってから当院から歩いて10分のところにある長崎県美術館において楽しみにしていた企画展が始まっていまして…。

実は私、長崎県美術館のプレミアメンバーズの会員でして企画展などは見放題。その他にもいろんなサービスが受けられるお得な会員プランになっているので、美術館を利用することが多かった私にしては、非常に便利なもの。

プレミアムメンバーズ会員が受けられる特典は長崎県美術館のホームページにまとめられているので、そちらもご覧ください。下記にリンクを貼っておきます。

http://www.nagasaki-museum.jp/partners/partners/premier.html

 

さて、そんな長崎県美術館の企画展で楽しみにしていたのが2つあります。

一つ目は「写真展 オードリー・ヘプバーン」

今月4日から始まったこの写真展ですが27日(日)までの開催とあって、連日多くの方が足を運んでいらっしゃるようです。先週、開催期間中の来場者が合計1万人を突破したとか。私のようなリピーターも多くいるでしょうが、それほどいまだにオードリー人気も衰えないという事なのでしょうね。

オードリー・ヘプバーンのファッション、映画、プライベートにテーマを置いたというこの企画展は150点の写真で構成されていました。

なんだろう…ただ自分が歳をとってしまったからなのかどうかわかりませんが、会場入ってすぐに展示してある写真を眺めていると涙が出そうに(苦笑)こんな体験は初めてでした。

それほど、時を経てもオードリー・ヘプバーンの愛らしさ、美しさ、凛々しさというものが写真を通して伝わってくるというか、見惚れてしまうというのはこういうことなんだろうなということを実感しました。

ただでさえその美しさという武器があるのに加え、物凄い努力家であったことでも知られていたそうで、映画の撮影に臨む際には最初の顔合わせの時にはすでに全てのセリフが頭に入っている状態であったという逸話が残っているほど。

150枚の展示の中で、映画パリの恋人で見せたダンスシーンを収めた一枚が展示されているのですが、身体の専門家としてお仕事をしている私にとって度肝を抜かれる一枚でした。

劇中のダンスシーン終盤で見せる片足で立つシーンを収めているものなのですが、その身体のしなやかさと、かつ重心がビタっと身体のど真ん中に据わっている。そんな様子が見た瞬間に理解できるほど素晴らしい写真。この企画展の中でも私のいちばんのお気に入りです。

女優さんとしても一流だった彼女ですが、おそらくはダンスの世界でも一流を獲れたのではないでしょうか。

どの世界でもそうなんですけれども、超一流の人々というのはその佇まい、見た目もしなやか、麗しい、凛々しい、という方が多い気がします。お仕事以外でも身体のケアというものに常に気を使っているという印象があります。

話が脱線気味になっていますが、この企画展。実はもう4回見ています(笑)

彼女の魅力を何度でも見ておきたいというのもありますが、実は写真(ポートレート)の勉強にもなりますので、まだまだ行ける時には足を運ぼうかと思っています。

そして楽しみにしていた企画展がもう一つ。

クリスチャン・ボルタンスキー展

大阪の国立国際美術館と、東京の新国立美術館、そして長崎県美術館が共同で企画したという本展。世界的に活躍するフランス人アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの半世紀に渡る活動の全貌を紹介する回顧展だそうです。

この企画展を鑑賞する前に、同館で上映されていたドキュメンタリー映画を見たので、ある程度その世界観にはすんなりと入り込めた感じです。

そのドキュメンタリーでボルタンスキーが「芸術作品というのは、見る者の解釈、感じる心などが加わって初めて完成する」的なことを言っていたのですが、展開されていく作品を見ながら、あぁなるほどな…と唸る場面が多数。

その解釈は個人によって多岐に渡るだろうなというのが正直な感想。

あえて、ここで私の見解や感想はあまり述べないでおこうかと思いますが、是非これは見て感じ取っていただければなと。

ひとこと言わせていただくとするならば「こりゃ相当ヤバいぞ」ということ。

その概念を表すのにこう表現するのか…。なんて度肝を抜かれることが何度もありました。この企画展もすでに私の中ではリピート決定の素晴らしいものです。

長々と書いてきましたが、要するに「芸術の秋」を楽しんでるよってそんな毎日なのです。

今回の美術館内での写真撮影に使用した機材はこちらです。