こんにちは。長崎市樺島町の小さな小さな整骨院「からだLABたかひら整骨院」いんちょーです。
すっかり寒くなってしまい冬も始まっていますが、昨日は個人的芸術の秋の締めくくりへ。
大好きになってもうかれこれ10年が過ぎた。Superflyのアリーナツアー「Superfly Arena Tour 2019 “0” マリンメッセ福岡」に参加してきた。
いやいや。。。
今回のツアー。なんとこの日が千秋楽。ツアーの初日や最初の方で九州に来ることはあっても、千秋楽というのはなかなか体験できるものではないし、ましてやそれが大好きなSuperflyで観れるとあって、この数日間は心臓のバクバク感が増殖していた。
興奮醒めやらぬ、当日の様子をこちらにしたためておこうと思う。
2019年12月8日(日)
この日は待ちに待ったSuperflyのライブ。
身体は正直なもので、前日夜から興奮してしまっていたようでなかなか寝付けず、そして朝は異常なほど早起きしてしまった。遠足当日の小学生のように心が躍ってしまっているようだ。しょうがないので、早々に洗濯や掃除、食事を済ませ、時間を持て余す。
ゆっくりビデオでも観ていると、程よい時間になったので身支度を整え車で福岡へ出発。
この日は、Superflyのほかにも嵐がヤフオクドームでライブをするらしく、いつも利用している高速バスの予約が取れず…。改めて嵐の偉大さをこういうことで知るハメになった。
同行する友人の車で博多に到着。少し時間に余裕を持たせていたのでライブ前の腹ごしらえで博多駅へ。アミュプラザの9階にあるお店で、とんかつ定食を腹にガツンと溜め込んで、いざマリンメッセへ!と…その前に、やっぱり福岡に来たんだからと持参していたGR3で少しだけ街撮り。
いい天気だ。
光と影のコントラストのある風景を目にすると、シャッターを押さずにいられない。知らない人が、この写真を見ても福岡とは思わないだろう。せっかくだから福岡らしいものを撮ればいいのにと思われるかもしれないが、こればかりは個人的趣味なのでどうにもならない。
と、あまり写真のことばかりに気を取られていてもライブに遅れてしまっては本末転倒。
すでに開場時間が迫っていたので急いでバスに乗り込み会場のマリンメッセへ向かう。
会場に到着して、今回のツアーグッズ販売が行われているブースへ。
ライブに参加した際は、必ずパンフレットを購入するというのが個人的通例になっていて、今回もその儀式を行う。滞りなくパンフレットも手に入ったが今回のツアーパンフレットが異常にデカくて持ち運びに困ってしまった。嬉しい誤算ではあるのだが…。
グッズ販売のブース横にはツアートラックが停車していて、ちょっとした撮影スポットになっていた。みんな「映える」写真を撮るのに必死な様子。気持ちはわかる。自分もそういう類の人間だから。
でも、そんな気持ちはグッと堪えてシンプルに撮らせてもらう。
今日の主役はあくまでもSuperflyであり、自分ではない。間違ってもこのトラックと一緒に自撮りすることだけは避けておこうと必死にその感情を押し殺した。今回のツアーの写真は個人的にツボ。いつかこんなポートレートの写真が撮れるようになりたい。
そうこうしているうちに、開演10分前。入場を済ませ、チケットに記載されている席を探す。アリーナ19列目だったのでそこそこいい席だろうとは思っていたが、なんとなんとメインステージ中央から伸びる花道の先端の目の前ではないか。昔からそうだが、個人的なチケット運は最高に良い。Superflyで言えば、実は最前列ど真ん中のチケットを2回引き当てている。今回もそのチケットに匹敵するくらいの席だ。
そんな席に腰を下ろすが、胸の高鳴りを抑えるのに必死だ。ライブ前のこの瞬間は何度味わってもたまらなく好きだ。
そして始まった本編。
Superflyに限らずライブに参加した際にはできるだけその様子を言葉で表現したいと思うのだけれど、自分の語彙力のなさも手伝ってなかなか上手くそれができない。どう表現する言葉を考えても、この日のライブを表現するのに「最高」という言葉しか出てこない。
ファンクラブに入り続けて10年と冒頭で書いてはいるが、実はここ1年それを継続するかどうか迷っていた。
僕がSuperflyを好きになったきっかけは、当時auのCMソングとしてタイアップしていた「Hi-Five」という曲を聴いて衝撃を受けたからだ。1970年代の音楽を敬愛していた彼女らしく、ヒッピースタイルの外見と当時のロックを思い起こさせる楽曲たちが個人的ツボで、尚且つ彼女から放たれる圧倒的なハイトーンボイスの破壊力に魅了され、来る日も来る日も彼女の歌声を求めていた。
だが月日は流れ、彼女にもいろんな出来事があり、その人生から解き放たれる音楽も当然色を変えていくことになる。
当時の勢いのあったロックンロールとは、少し距離を置き始めているように最近は思えていた。デビュー当時の音楽性に惚れ、その姿を追っているものにとっては少し物足りなさも感じていた。今回のツアーを見て沸き起こってくる感情によっては、ファンクラブもどうしようかな…。と考えてしまっていた。
今は少しでもそんな感情を持っていたことに後悔を感じている。
そんなチンケな感情なんて微塵も残らないくらい吹き飛ばされた。この日、彼女は歌い手として、表現者として、パフォーマーとして、何枚もの皮を脱ぎ捨て凄みを増した姿を目の前で見せてくれた。
ネタバレになるが本編中盤で彼女のデビューアルバムの最後の曲「I Remember」をアカペラで歌った。唄声ひとつでここまで感情を揺さぶる事ができる歌い手が日本にどれだけいるのだろうか。涙があふれそうになるのを堪えるのに必死だった。
1曲目から彼女が色んな想いを乗せて繋いだ20曲目に到るまで、終わってしまうのが本当に惜しいくらい。できる事ならずっとこの空間で、彼女が奏でる歌声に浸っていたいと心の底から思えた本当に素晴らしいライブだった。
当然のことながら、僕はこれからも彼女を応援していくだろう。
彼女の歌声が朽ち果ててしまうその日まで。
Superflyの最新アルバム。来年の1月15日発売です。
はい。宣伝ですとも。ぜひその歌声に触れてみてください。